
●【茶道名数】第四
※四滴茶入 (してきのちゃいれ)
◆陶製の薄茶器で、水滴、油滴、手瓶(てがめ)、弦付(つるつき)の四つをいう。
◆弦附(つるつき)の手は、竪にして用ふ從つて蓋は「リ」の字形に拭く。
其他のものは口を茶碗又は茶筅と向き合せ、手は反對の方となす。
◆<参照:茶の湯 表千家 千 宗左著(主婦の友社)>より
扱いとしては口のあるものは何かと向き合う形になります。
棚に飾れば釜の方に口が向き、弦付は手を横にして飾る。
口のない油滴は口があるように扱います。
いずれも薄茶に用いますが、水滴だけは仕覆をつけて濃茶に使えます。
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・・・・・<参考資料>・・・・・
※四滴茶入(してきのちゃいれ)
◆陶製の薄茶器で、水滴、油滴、手瓶(てがめ)、弦付(つるつき)の四つをいう。
◆弦附(つるつき)の手は、竪にして用ふ從つて蓋は「リ」の字形に拭く。
其他のものは口を茶碗又は茶筅と向き合せ、手は反對の方となす。
●「手瓶・油滴・水滴」の扱い方
一、棚に飾るときは釜の方に口が向き、
口のない油滴は口があるように扱います。
一、置きつけるときには、
口のあるものは口を向こうにし、
お茶をすくう時は口から注ぐ気持ちでしす。
一、蓋の拭き方は『二』の字に拭きます。
●「弦附」の扱い方
一、「弦付」は手を横にして飾ります。
置きつける時も横にし、茶杓はいつも弦の中へ差し通します。
一、蓋の拭き方は弦前の蓋を『一』の字に拭いて右周りに90度回し、
右のほうを縦に拭いて元に戻して置付けます。
一、お茶を掬う時には、弦を縦に扱い、元に戻して置きつけます。
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茶入-茶入は濃茶を入れる器です。
- 茶入れには中国製の唐物や日本製の和物や東南アジアで焼かれた島物があります。
名称の種々 茄子・文遊・尻張・丸壺・大海・内海・小肩付・撫肩付・鶴首・戦草等多くの形があります。
茶入の見どころは
- 茶入の形成は口造り・銅の表情(釉なだれ・釉露・釉際)・銅紺があります。
- 糸切のいろいろ
- 唐物糸切は左回り糸切(逆糸切)
- 和物糸切は右回り糸切(順糸切)
- 他に渦糸切・刀糸切などの同心円の糸切
- 茶入の蓋、蓋裏には毒消用の金紙を貼ってあります。
<蓋色々>掬蓋・一文字蓋・瓶子蓋・盛蓋などがあります。
- 和物茶入れには、瀬戸焼と、国焼に大別されます。
- 瀬戸茶入れが、本家で、他の窯で焼かれた物は、脇の意味で、国焼きと呼びます。
- 瀬戸茶入は唐物茶入を倣って瀬戸窯で最初に造られた。
- 「国焼」として「高取」「薩摩」「上野」「唐津」「膳所」「志戸呂」等や
「六古窯」の「丹波」「伊賀」「備前」「信楽」等の他、「仁清」にも名品があります。 - 高取茶入は朝鮮陶工八山が福岡高取に開窯に始まり、江戸時代小堀遠州の指導のもと和物入が造られた。
仕服
- 仕服は茶入れや薄茶器・茶碗など道具の保護のための袋を指します。ここでは茶入ための袋です。
- 仕服は底の丸い部分と銅の部分は二つの合わせ裂に裏地を縫い合わせ、それに併せて緒とつがりで構成されています。
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作者:松本鉄山作
素材:蓋付 1個付
箱:木箱
備考:在庫ありの場合(注文日~3日以内の発送可能)
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特別国際種事業者
届出番号:S-7-37-00051
氏名又は名称:合資会社今屋静香園
住所:香川県観音寺市観音寺町 甲3113-2
代表者の氏名:塩田 富次郎
業務の対象とする特別特定器官等の種別:ぞう科の牙及びその加工品
登録の有効期間の満了日:2021年5月31日