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◆ 押田了 写真集「浅草時代」1978年出版された貴重な浅草本◆
浅草の人々や芸人、ビートたけしと浅草国際劇場の踊り子たち等々が活写された優れもの
お一人様3冊まで同時梱包します
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日本の写真家押田了の写真集。押田了の経歴は1950年福島県に生まれ、1974年成城大学卒、その後70年代後半にはギャラリー「マットグロッソ」や「ガレリアグラフィカ」「CAMP」で写真イベントを開催しています。刊行された写真集もおそらくは本書のみと思われますが、その内容がとても素晴らしい。舞台は70年代「浅草」。新劇場、ロック座、フランス座。演劇やストリップなど下町の大衆劇場として栄え、役者や芸人の登竜門でもあった街。年中催しや祭りが行われているような賑わい。25歳の時に結婚を機に下町暮らしを始めた押田は、人々の生活、風采、形相に引き込まれ、人情に満ちた浅草の人々を撮影していきます。中には駆け出し時代のビートたけし（北野武）も登場。役者、歌手、芸人、力士、ストリッパー、ボーイ、そしてそこで暮す人々の着物姿など。渡辺克巳らの作品を想起させますが、アーバンな「新宿」とは異なる、東京下町・ダウンタウンの古き良き「浅草」カルチャーと70年代の息吹が凝縮された知られざる傑作。編集・長谷川明。デザイン・油谷勝海。
この写真集のレイアウト や編集を行った 長谷川氏らしい 生前の当時のコメントで押田は長谷川に感謝を述べている 　当時 飛ぶ鳥を落とす勢いだった 森山大道 や他のキャンプのメンバーのハードな写真とは違い押田は写真のスタイルも違っていた、長谷川はその点を活かすように押田が満足する本を作り上げた。表紙と裏表紙の写真が使えることを伝えると長谷川は押田に過去を清算するような写真を求めたという。それに対して忍田は元々森山との出会いそのものが偶然のことで、精算や決別といった言葉より「組み替え」だと言ったという、森山との出会いで写真が変わる年でもなく、生活を楽しむタイプの人間だったCAMPでの「ザ・シーツ」や「ベーコンエッグ」は森山や取り巻きを怒らせたようだ、それが例の彼の作品の撤去事件と繋がっていく。その時 忍田は森山との組み換えを決意したようで、長谷川に語ってはいる。 　
追記 押田了は80年代初頭には服装誌Mopehouseの主幹となるが、写真集の出版のあと渡米したシアトルでマイコンに触れる、Tandy社のマイコンとCP/Mだった。80年代の後半はマイコン会報「FP友の会報」編集長となる。
昭和天皇崩御の際に彼が作成した「アインシュタイン・ローゼン橋」1990年 は画像圧縮とFD連続再生という8bitComputerによる画期的動画だった。 これはデジタル画像とComputer制御の合わせ技で、後日Internetの商業化の下で彼は FotoJavaを IIJ WebServerに 1994年設営する。これらは日本初のデジタル写真写真ギャラリーだった。 ひろゆきはやホリエモンの5、6年前だ。 ちなみに第1回の写真展は荒木経惟の「東京」だった



（2025年 6月 7日 12時 14分 追加）
追記4、押田氏は写真のコレクターとして 特に東松照明、深瀬や1970年代の荒木のプリントや初期の森山の写真を多く買い取り、故長谷川氏から寄贈されたものを100点以上 所有していたと言われる
　現在までに ヤフーオークションでオリジナルプリントの最高の価格で写真を販売した記録を持っている。深瀬の写真は百万円に迫り東松や荒木経惟や森山も同様に高価格で売買された。さらに森山の美術館での展示の中でクラインやウォーホールの書籍や原稿は押田が提供したものが多いとされている