【 超希少ブルゴーニュ 】
日本では、目にする機会のたいへん珍しい
赤の「シャサーニュ・モンラッシェ」の出品です。
ピュアな果実味と旨味溢れる味わいに、シャサーニュだからこそ表現できる複雑かつ洗練されたピノノワールは、
ブルゴーニュファンは見逃し厳禁です。
「ジャン・マルク・モレ」は、1980年代に一世を風靡した
シャサーニュ・モンラッシェを代表するドメーヌ。
1987年にゴー・ミヨ誌の
『今年の造り手』に選ばれて表紙を飾り、
一躍1980年代新生ドメーヌの大スターへと登り詰めました。
そしてポール・ボキューズやトロワグロ、アラン・シャペル等の
三つ星レストランのワインリストを大席巻。
その活躍ぶりには誰もが目を見張りました。
所有する8.5haのブドウ畑は主にシャサーニュ・モンラッシェとサントネイに点在し、サン・トーバンとボーヌにも一級畑の区画を持ちます。
生み出すワインはしっかりとした果実味とタンニンによる力強さ
引き締まりのあるミネラルがもたらすエレガンスを兼ね備えたスタイルです。
世界最高峰のシャルドネ「モンラッシェ」グラン・クリュを擁する
「シャサーニュ・モンラッシェ」。
ジュラ紀に形成された特異な土壌から生み出される豊満で柔らかく優しい味わいのワインは、
長年ブルゴーニュラヴァーから愛され続けています。
特級畑「モンラッシェ」があるために白のイメージが強いシャサーニュ・モンラッシェ村は、
実は赤ワインの銘醸地。
歴史的にはフランス有数の「石の産地」であり、
畑の下層にも大きな石が含まれていて、その上に広がる粘土質土壌は
ブルゴーニュの中でもピノノワールの栽培に最適。
肉づきがよく、旨みのある赤ワインが形成されます。
「レ・シャン・ガン」とは、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュの中心
斜面中腹の絶好地に位置する一級畑です。
若いうちから実力を存分に発揮する
優れたピノが生み出されます。
熟成ポテンシャルを秘めた豊富なミネラルと酸を有するワインを生むこの畑。
区画ごとによる味わいの違いこそが、シャサーニュ・モンラッシェを楽しむ上での醍醐味と言えます。
生み出されるワインは、ピュアなアロマと豊かな酸を備えた深みのある味わいに仕上がります。
2007年は、コート・ドールの優良年。
8月から収穫まで安定した気候がずっと続き、質の良いみずみずしいピノノワールが収穫されて
しなやかで綺麗な果実味を堪能できる、繊細な仕上がりのシャサーニュが造られました。
輝く深いルビーの色調。ブラックペッパー様のスパイスの香りに
フレンチオーク樽での熟成による心地よいトースト香が感じられます。
グラスに注いだ瞬間から、甘いベリージャムの華やかな香りが広がり、熟した果実味がたっぷりと感じられる厚みのある味わい。
シャサーニュ・モンラッシェを知り尽くしているジャン・マルク・モレだからこそ可能なテクニックが随所に感じられるピノノワールです。
18年の時を経て飲み頃ですが、
ここから更なる高みへと昇る段階にあります。
ゆっくりと時間をかけて堪能したい
希少価値の高いプルミエ・クリュです。