絶版希少図録本 セキグチドールガーデン名作選 アンティーク人形写真集 作品集 作品解説
セキグチドールガーデン 発行
1998
27 x 22.5 x 1.4 cm
142ページ
※絶版
かつてあった、「セキグチドールガーデン」所蔵の、
ヨーロピアン・アンティーク・ドールからノスタルジック・ドール、コンテンポラリー・ドールまで
選りすぐりの名作ばかりを集めた97作品の、写真図版、詳細解説、論考テキストエッセイなどを盛り込んだ、
内容充実の人形作品集。
前半は現代作家作品、後半はアンティーク作品が掲載されています。
愛好家・人形コレクター必携・今となっては入手困難な資料本です。
(序文より)
創業60周年を記念し、セルロイド人形を中心にした写真集「ザ・ドール」を発刊して、20年がたちました。今、創業80周年迎え、人形の美術館を開設することになり、その代衣的な人形たちを集めて図録とすることとなりました。 30数年前のパリのノミの市で、ふと手にしたゴーチェの抱き夕イプの人形が最初で、その後ブリュー、ジュモー等、暫くはアンティーク・ドールを訪ねる旅が続きました。続いて、イタリアのオールド・レンチの人形から1900年代前半のケテ・クルーゼや、シャーリー・テンプル、ローズ・オニールのキューピー人形等アメリカン・ドールヘと、人形集めの旅は続き、さらには、現在アメリカ、ヨーロッパで活躍する、現代人形作家たちの作品収集に至りました。
人形との出逢いは、人との出逢いです。悲喜こもごもです。緊張感のみなぎったオークション会場で、大勢の競り人の中から、一対一に残った顔すらよく見えない相手に競り勝った時の感動。永年の思い出と共に集めた大形たちを涙ながらに手放す人。思いもよらぬ時に、長い間探し求めていた人形を手にした瞬間。またアトリエを訪ね、人形にまつわる話を聞きながら楽しく過ごす現代作家たちとの出逢い。いずれも人形たちはそれを作る人、それを持つ人の人生に深くかかわっているようです。人形コレクションを始めたからこそ世界に旅をし、お会いするまで全く関係のなかった人たちと、人形を間に年来の知己のように親しくおつきあい出来るようになったのです。
そんな思い出が、一つ一つ込められた人形たちを一堂に集め、御覧頂けるようにしたのがセキグヂドールガーデンです。開館にあたり、この図録を発刊出来ることはこの上ない喜びです。
人形の楽しさ、人形と共に過ごすことの喜びのために人いに役立つことを念願しております。
【内容紹介】
(テキスト・エッセイ)
序文
ヨーロッパの現代ドールアートについて ジャック・ヴァルドフォーゲル博士
アメリカ現代人形の概要 NIADA会長・人形作家 アキラ・ブラント
ケテ・クルーゼ人形について ケテ・クルーゼ社社長 アンドレア・クリステンソン
レンチの旅 元国立音楽大学教授 エッセイスト 南川貞治
人形と私たち 人形作家 中村公一
写真図版
コンテンポラリー・ドール
ヨーロピアン・アンティーク・ドール
ノスタルジック・ドール
ミニチュア・ハウス ヴェルサイユ宮殿
コンテンポラリー・ドール
作家略歴・作品解説・用語解説
ヨーロピアン・アンティーク・ドール
時代考証・作品解説 藤田真理子
頭・体・マーク・刻印・衣装 ほか
用語解説
ノスタルジック・ドール
作品解説
(収録作品 作家名・メーカー名)
●コンテンポラリー・ドール
シルビア・ナテレール アンヌ・ミトラ二 エリザベス・ポングラッツ アキラ・ブラント ハンナ・ゲッツ ヒルデガルド・グンツェル レギナ&アビナヴォ・サンドロイター フェレーナ・アイジング シセル・ビョーシュター・シラ アンジェリカ・マンナースドルファー 三輪輝子 リン&マイケル・ロッチュ ガブリエル・ボーテンハック ヘラ・ホフマン 恋月姫 ルート・トレファイセン ジェイン・デイヴィス ジョー・エレン・トリリング アニー・ウォール フェラ・ショルツ ユッタ・キスリング エヴァ・ベイトラ ガビィ・シュロッツ 岡馬勲 田辺絹絵 ソニャ・ハルトマン ゲルダ・シャーマン-ライスダイク カーラ・ラウザー イングリッド・ティルマン ナーネ・ロスコーセン ヴァルトラウト・ブフハイマー スージー・アイマー ブリジット・デヴァル シェリー・ソントン
●ヨーロピアン・アンティーク・ドール
ブリュー シモンヌ ジュモー 作者不詳作品 L.ペロン クレイモン ローメル ユレー R.コードニエー F.ゴーチェ J.スタイナー ケスナー カマー&ラインハルト
●ノスタルジック・ドール
レンチドール レンチ300型 レンチ188型 ケテ・クルーゼ スキッピィ シャーリー・テンプル キューピー(ビスク製) キューピー(セルロイド製) セキグチ製セルロイド人形
ほか
【状態】
1998年の古い本です。
外観は通常保管によるスレ程度。
カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、
問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)