オーガスタの正式な名称はストレリチア・ニコライといいます。日本での流通名はオーガスタが一般的です。
幅が広く大変大きな葉を持つオーガスタはどっしりとした重厚さがあり存在感が抜群です。
直に植えた場合、背丈も成長すると3メートルを超えるようになりますが、鉢植えの場合はこの7号サイズで140cm前後に収まってきます。
新芽は葉の中心部分から筒のように尖った形で成長し、やがて渦を巻いたような葉が徐々に開いていきます。薄い緑の新芽は葉のサイズも大きく、観察していると日々その姿にくぎ付けになりますよ。
似た植物としては同じストレリチア属のストレリチア・レギネがあります。レギネも流通量は多いですが、葉の形がやや細身でスリムな印象です。
オーガスタの大きな葉ですが、成長と共に葉の先のほうから少しずつ裂け目がでてくるようになります。
これはモンステラと同じで下から生えてくる葉にも日光が当たるようにという自然の摂理だと考えられています。もちろん、新芽が出てきますので代謝の原理と言えるのかもしれません。
葉の裂けは決して育成状態の良くないオーガスタというわけではないのでそのあたりはご理解のほどよろしくお願いします。
Lサイズのオーガスタは140cm前後あり、個人宅では玄関先やリビングに、または店舗、オフィス、サロン、病院などでも存在感が際立つシンボルツリー的なサイズとなります。
南国の情緒があるオーガスタはインテリアグリーンとして際立った個性があります。
また店舗やサロンなどでも南国風のお洒落な雰囲気を演出することが可能で、コンセプトに沿った空間作りができる植物となっています。

【原産地】原産地はモザンピーク南部から南アフリカの北部。

【属名】
ストレリチア科ストレリチア属

【花言葉】
オーガスタの花言葉は「あたたかい心」「輝かしい未来」という3つの言葉あります。
とても縁起の良い花言葉であり、お贈り物にはもちろんのこと、ご自宅のシンボルツリーとして、または事業所での演技担ぎの植物としても相応しい植物と言えます。

【育て方】
乾燥に強く、初心者の方でも大変育てやすい観葉植物と言えます。
大きな植物ですので、置かれる場所は個人宅ならリビング、事業所の方なら受付や玄関等になられると思います。
日当たりですが直射日光が入らないやわらかな日差しが入る環境が好ましいです。
日当たりが悪い場所に長時間置くと、葉の左右が丸まって見栄えが悪くなりますので出来るだけ日当たりのいい場所で育ててあげてください。
あと、風に当てすぎると葉の裂けめが多くなるという情報もありますが、適度な風通しはあったほうがいいのでたまには網戸にして風を通す、網戸がない空間の場合は直射日光が当たらない屋外に数時間置いてあげるなどしてあげてください。
水やりですがオーガスタは乾燥に強い植物ですのでやりすぎにご注意ください。
春から秋は土の表面が完全に乾燥してからたっぷりの水を与えてください。鉢皿にたまった水は必ず捨てるようにしてください。
冬は2週間に1度の水やりを目安にしてください。
オーガスタは葉の保水量が大変多い植物ですので上記の水やりサイクルで十分だとご理解ください。