
香月泰男(かづき やすお、1911年1月25日~1974年3月8日)は、日本の洋画家であり、**戦争体験を描いた「シベリヤ・シリーズ」**で広く知られています。
彼の作品は、深い人間性と精神性を備えた独自の写実表現で、日本近代絵画に重要な足跡を残しました。
基本情報
名前:香月 泰男(かづき やすお)
生年没年:1911年1月25日 ~ 1974年3月8日
出身地:山口県阿武郡三隅村(現・長門市三隅)
学歴:東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科卒業
作風と代表作
初期はヨーロッパ近代絵画の影響を受けた風景や静物画を制作。
戦後は転機を迎え、シベリア抑留体験をもとにした「シベリヤ・シリーズ」(全57点)をライフワークとする。
これらは、人間の尊厳や戦争の悲惨さを深く見つめた作品群。
色調は重く、画面構成は簡潔かつ強い精神性を持つ。
その他にも、風景画や家族を描いた穏やかな作品もあり、重苦しさと優しさが共存する画風が特徴です。
主な経歴と業績
1936年 文展で初入選
1943年 応召され、満州、のちにシベリアへ抑留(約3年間)
1947年 帰国。山口県三隅中学校で美術教師として勤務しながら創作活動を継続
1950年代以降 独立美術協会展を中心に作品を発表
1971年 芸術選奨文部大臣賞を受賞
1974年 死去(享年63)
美術館・資料館
香月泰男美術館(山口県長門市三隅)
→ シベリヤ・シリーズ全57点を所蔵し、香月の精神世界と芸術の核心に触れられる施設です。
評価と影響
香月泰男は、画壇の名声を求めることなく、地方に住みながら**「画で世界とつながる」**ことを信じた画家でした。
その生涯と作品は、戦争を体験した一人の芸術家の良心と内面の記録として高く評価され、今日もなお多くの人の心を打ち続けています。
額寸法★約60×52
作品寸法★約42×34
・ガラス板が付属しています。
・額に汚れがあります。
作品に経年感があります。
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