スケルトンニードルのハイグレードテープ!「ビクター T-120HGXL」未使用品9本セット!
信頼のビクターブランドの上位ハイグレードテープでありながら、実に珍しいスケルトンクリアーのVHS用ビデオテープ
「ビクター T-120HGXL」を3本1セットにしたお得なパックを3パックで、合計9本の豪華セットです。
ほんの一時期だけの限定的な流通だったレアなテープです。
容量は、120分テープ。
このテープの特徴は、
何といってもスケルトンボディですよね。
しかも、クリアー、クリスタルブルー、ジュエリーレッドの3色を組み合わせたファッショナブルなセットになっています。
通常この手のデザインに凝ったタイプのものは他社との個性差別を目的としますので、
主に低価格の汎用スタンダードノーマルテープに使用するのがセオリーなのですが、何をどう間違ったのかHGの上位グレードテープで出してきたのがコレです。
ビクターはVHSの生みの親ですし、何より音響メーカーでもありますので、こういったデザイン重視のものよりもむしろテープの質や技術力で他社を圧倒していた玄人必須のビデオテープを出していたのですが、
このテープを出していた時期だけは何かが違っていたようです。(笑)
もちろん、ファッショナブルなデザインだからといって手を抜いていません。
深層記録を可能にする伝導率に優れた伝統のHGテープを強化し、エクストラ4ヘッドや19μヘッドの高刺激な回転ドラムにも耐える高密度複層磁気テープを使用した、まさにニューハイグレードモデルです。
パッケージにも書かれていますが、ビクター新開発の"S-VHS-ET"にも適応します。
S-VHS-ETというのは、
高画質システムであるスーパーVHS(S-VHS)に相当するクオリティを、なんとハイグレードテープでも実現させた画期的なシステムです。
通常S-VHSは、S-VHS専用テープでないとその性能を発揮できませんよね。
音楽用カセットテープで、ノーマルポジションのカセットテープをメタルポジションで録音しても意味が無いのと同様です。
ところが、S-VHSが完成する以前から、そこそこ高品質なHGテープを製作していたビクターは、HGテープに超高密度記録が要求されるS-VHSクオリティで記録しても充分に耐えられるはず。という事でこのS-VHS-ETというシステムを開発しました。
(S-VHS-ETは、専用の機能を持った一部のS-VHSデッキでのみ使用可能です)
さらにこのテープは、ただデザイン重視でスケルトンにしただけではなく、ボディがスケルトンになる事でテープ走行やリード回転バランスが不安定にならないよう工夫された設計になっています。
そして何より、スケルトンプラスチックの弱点である破損しやすい軟弱性を補えるよう特殊プラスチック素材でできたボディが使用されています。
これだけのものを製品にしているのですから、普通ならパッケージの裏面などに細かな説明や精度を比較した図表などを表記して、手に取った人に選ばれる工夫がしてありそうなものなのですが、
写真を見てもお分かりのように、売る気が無いのか?と思えるくらい実にシンブルなパッケージになっています。(笑)
それが原因なのか?それとも技術生産コストに見合わなかったのか?
それとも、そもそも期間限定的な特別流通品だったのかは不明ですが、
この商品が出ていた時期もそんなに長くなく、小売店舗も少なかった感じで、なぜかレアな商品となってしまいましたね・・。(苦笑)
ぜひコレクションに加えてみてくださいね。
ビクターといえば・・、
海外ブランドでありながら、日本ではナショナル松下電器(パナソニック)の傘下で、パイオニアと共に子会社的な感じで細々と開発していました。
しかし1970年代の当時の開発社員の意欲はすさまじく、VHS(ビクターホームビデオシステム)やVHD(ビクターホームビデオディスク)を世に送り出し、VHSに至ってはSONYのベータを凌いで世界の標準ビデオとなった技術大国日本の誇りでした。
VHSができるまでの課程は、NHKの「プロジェクトX」や西田敏行主演の映画「陽はまた昇る」で紹介されていますので興味のある方は観てみてくださいね。
VHSビデオテープにしても、開発元であるビクターが下手なもの出すワケにはいきませんよね。
当初から保存性と画像クオリティに優れた深層記録方式にこだわり、それに順応させたテープ技術の開発に余念がなく、ハイクオリティーでハイパフォーマンス、そして高品質コーティングのテープを早くから製品化していました。
こだわったファンにも人気が高く、録画保存マニアやコレクターの必須アイテムでしたよね。
ここで余談ですが、
現代のデジタル映像の時代になっても、VHSが見られたりする機器が出ていたり、2000万画素以上の高精細な解像度のカメラで500万画素程度の写真が撮れる設定があったり、BDプレーヤーでDVDも再生できる機器が出ていたりしますが、
そのほとんどがオマケ程度ですよね。
当然です。この資本主義の世の中では、最新のものが常に最強でなければなりませんから、最新のものが過去のものより格段に良い所を見せつけられるように作られている感じですね。(苦笑)
ですから、旧タイプをこよなく愛するマニアの方々はほとんどの場合、その当時の最高のモデルを入手して楽しんでいます。
たとえば・・、
DVDをより高品質で観るなら、DVDも観られるBDプレーヤーを使用するより、DVD技術が最先端だった頃の上位モデルを入手して観た方がクオリティが高くパフォーマンスレスポンスも良い感じですよね。
デジカメなどで500万画素の解像度の写真を撮るなら、2000万画素のデジカメを500万画素モードで撮るよりも、500万画素が最高画質だった頃の上位モデルを入手して撮った方が品質が良かったりしますしね。
そしてVHSを楽しむなら、VHSも観られるデジタル機器よりも、VHSが最先端だった頃の上位機種で使用した方が格段に良いというワケです。
それが最高だった頃の機器は、それが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、いろいろ技術を駆使して作られているので当然の事ですよね。
とはいえ最近では、ビデオテープそのものがめっきり出番が無くなってしまいましたよねー。
ですのでこのテープを、使用せずに記念にコレクションしておくのもイイかもです。
でもどうせならアナログにこだわって使用して頂きたいですね。
それにしても・・
最近では著作権とかいろいろウルサイですよねー。
このテープが現役だった頃までは、ビデオや音楽メディアをダビングするなんて、ごくありふれた普通の事でした。
オーディオシステムコンポなんて、考えようによっては高級なダビング装置みたいでしたよねー。(笑)
昔から著作権はありましたが、取り締まったりせず大目に見てくれている部分がありました。
ダビングしたものを販売したら、それは海賊版ですので取り締まるのは当然ですが、個人の楽しみにしたり、みんなで歌ったり、音楽教室やダンスのBGMに利用したり、仲間内とかでみんなで上映会をするくらいはOKにしてほしいものですね。
"ビジネスの邪魔になるなら排除"という拝金主義的なものに音楽や芸術や物語のような文化作品をビジネスライクして使用してほしくないものです・・。
さてさて余談はこのくらいにしまして・・
この商品は未使用品なので、テープの状態などは不明です。
外観的には目立った経年劣化も見当たらずキレイな感じだと思います。
ですが、年代物になりますので使用の際に何らかの不具合があった場合でも、こちらでは対処できませんのでご了承の上、購入をご検討ください。
※なお、この商品は未使用品ですし希少品でもある事から、その性質上、返品、返金、交換などは応じる事ができません。ご了承ください。
※注意1 こちらは週に1~2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には1週間以上かかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、配達日の指定や配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意2 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意3 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意4 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。