シマノ TIDREAM/タイドリーム T3 47-53Z
石鯛前打ち、磯前打ちの用途にカスタムしたテレガイド前打ちロッドです。
当方の予備竿として以前に製作していた物ですが、なかなか出番が無いので出品いたしました。
どなたかお使いになっていただけましたら幸いです。
カスタム内容は穂先の換装および、穂先テレガイドの換装(多点配置)です。
インストールしている穂先はグラスソリッドです。
当方の釣りで実績の最も高いテーパーのグラスソリッド(先径0.8mm)です。
当方はこれまでグラスソリッドの塗装は様々なものをテストしてきましたが、現在は当商品の穂先にも施してある「油性インク染め」に落ち着いております。これは漆系塗料、アクリル系塗料のような「塗膜を作る塗装」ですと、グラスソリッドが持つメリットを全てスポイルしてしまうからです。
「塗膜を作らず」、「素材を染める」という方法を模索した結果、「油性インクで染める」という方法に辿り着きました。
簡単に言ってしまえば、添付した画像のようなマーカーで塗るだけなのですが!
この方法のデメリットとしましては、釣行回数や洗浄の仕方によって多少の差異はございますが、だいたい1シーズンで鮮やかさが落ちてくる事です。
薄くなってきたな・・・という時は、パーツクリーナーでソリッド全体をさっと拭き取って、またマーカーを上塗りする、というローテションです。メンテナンスの一部のような概念です。
リールのグリスレスチューンなどのワークスチューンと同等の概念。メンテする事を前提の素材性能優先のカスタムです。
この点はご留意とご理解をいただきたく思います。
穂先ガイドはFUJIのチタンフレームIMガイドを多点配置しております。
合わせて穂持ちの口ガイドも同ガイドに換装してあります。
この年式のタイドリームはミドルクラスの磯竿に分類されますが、対石鯛用の改造前打ち竿の草分け的存在である、NFT系譜のベイシスやエアノス、シマノBB-Xのブランクスに通じる高弾性カーボンを贅沢に使用した先調子ロッドです。
当商品は表記上は3号ですが、実重量もカタログスペックで290グラムありますので、私の見解からしますと一般的なミドルクラスの磯竿の4号クラスのトルク/パワー感です。
ですので持ち重り感は一般的なチヌ前打ち竿とは別モノです。
穂先カスタムによって全長が45-51程度になっておりますので、ノーマル状態の時よりも持ち重りは少なくなってはおりますが!
持ち重りの感触は、黒鯛工房の初代テレガイド前打ち竿である、「THE黒鯛47/53」くらいの感じです。
ただ、トルク/パワーは当商品のほうが比較にならないほど有ります!
前打ち・・・手持ち前提で製作したロッドではありますが、ピトンクランプや簡易竿受けを使用した置竿でのライト底物・ズボ釣りのような釣りにも最適に思います。
ベースとなっているロッドは中古美品を入手したものです。中古磯竿としてはかなり状態の良い物をチョイスしております。
製作後は実釣行には使用しておりませんが、荷重テストを実施しておりますのでご安心頂けるかと思います。
当方はこれまで20年余、石物を狙う前打ち/落し込みのみをライフワークとしてきました。
当方のこれまでの活動をご覧になっていただけましたら・・と思います。
http://blog.livedoor.jp/mad_angler_designs/
商品説明および画像をご覧いただきお決まりではございますがNC&NRでお願いいたします。
以上となりますが、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。