<サイズ38(M) 肩幅46.0cm前後、身幅50.0cm前後、74.0cm前後、袖丈61.0cm前後>
素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます
<商品説明>
Lot No. BR12394 / WILLIAM GIBSON COLLECTION Type BLACK PEA COAT
俗に“ピー・コート”と呼ばれるコートの原型は、18世紀には存在していたとも言われている。名称は、オランダ語の“Piijekker(ピーイエッケル)”を英語にした物で“Pii”が粗い毛織り物、“jekker”がジャケットから由来している。ヨーロッパ諸国でもピー・コート型のコートが幾つかの軍で採用されてきたが、今回のこのピー・コートは、アメリカ海軍が下士官用コートとして採用した1910年代のものである。1910年代のピー・コートの特徴は、高密度の分厚いメルトンウール素材を用いていることと、アメリカの国章を表す13個の星が彫刻されたアンカーボタンが付くことである。この13個の星は、1777年にアメリカが合衆国として独立した時の州の数が13であったことに由来している。アメリカ海軍がピー・コートを採用した正確な時期は不明だが、第一次大戦当時の服装規定には既に下士官用コートとしてオーバーコートが掲載されていた。襟が大型なのは海上で作業する際、襟を立てて顔を覆い、強風対策を十分に確保出来るよう設計されている。また、ポケットはスリット式のものが垂直に付けられているが、これは凍えた手を暖めるためのハンド・ウォーマーポケットである。1930年代以降になると生産性やコスト面が見直され、生地の軽量化が進み、13スターボタンも廃止される。このピーコートは官給品よりも着丈を若干短くして運動性を持たせ、強度面を意識してポケットの玉縁にはレザーを使用している。
WILLIAM GIBSON COLLECTION
バズリクソンズがブランドデビュー10周年の時に初めてプロデュースしたBLACK MA-1。世界的に著名な小説家ウィリアム・ギブソン氏の『パターン・レコグニション』には、登場する主人公が着用する『Buzz Rickson’s Black MA-1』の文字が刻まれている。その小説から飛び出し、実際のBuzz Rickson’s Black MA-1が誕生した。米空軍において1950年代に正式採用となったMA-1の規定色は本来ならセージ・グリーンであるが、色がブラックでミルスペックに基づいた軍規格のパーツ、資材を使用した本格志向のBLACK MA-1は世の中に存在していない。そのため市場において本物志向のユーザーからは好評で話題となった。資材をそれぞれブラックの色で指示してもそれぞれ素材によって染まり方が異なり、それらを一着のジャケットに構成すると微妙に色の差が表れ、フライトジャケットがどれだけの異素材で構成されているのかが明確になる。
<ブランド>
BUZZ RICKSON'S(バズリクソンズ)
<素材>
表地:ウール 90% ナイロン 10%
裏地:コットン 57% レーヨン 43%
皮革部分 馬革
<色>
ブラック
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<コンディション>
新品です。