数あるロックアイコンのうちのひとつでもあるGibson SG Standardです。1969年製造。ポットデイトは1968年です。ナローネックで1P最終期、ラージピックガードの印象的なルックス。そしてMaestro Vibrolaが最高にイカしております。塗装はウェザーチェックがびっしりと入り、打痕などと合わせて歴戦の様相を醸しております。
残念ながらピックアップはオリジナルではなく、セイモアダンカンの'59とJBに交換されております。ノブもオリジナルではなく汎用のソンブレロノブで、ペグはGroverに。その他電装系はほぼリプレイスされており、ボリュームのスムーステーパー追加やヒューマンギア製オレンジドロップなど、コレクターアイテムというよりは、より実践的な仕様にブラッシュアップされており、気兼ねなく使用できます。配線材はオリジナルかと思われます。
この時期はキャビティ内がブラス製のプレートでシールディングされ、大量生産をこなすため広く削られております。その傾向でネックジョイント部のロングテノンが廃止され、Lipのない簡素なつくりとなっております。それまでとは異なりボディ側が伸びて19フレットジョイントというのもポイント。ピックアップキャビティも広く、いわゆる弁当箱といった風に。カスタムと共通させることで生産効率を上げる狙いでしょう。ヘッドロゴは1969年頃から変更されたiドットのない角ばったスタイルです。
ヘッド裏の1弦ペグ穴付近に木部割れがございます。現状は悪化する様子はないものの、気になる方は修繕を視野にいれてもいいかもしれません。
響きとしてはヴィンテージギターらしいドライさがありつつも、コシのあるレスポンスが非常に満足感を感じます。ナローネックであることと板バネが搭載されていることも大きいのでしょう、歯切れよくタイトな残響です。しかしながらピックアップ自体がわりとパワーがあるため、サウンドとしては図太く、深く歪ませてもぼやけにくいロック向きなキャラクターとなっております。割と強めにピッキングしたい印象。ヴィンテージらしい枯れた音色が欲しい場合は、もうちょい低出力のピックアップをチョイスするといいでしょう。カバーのサビはエイジドなのか、経年なのか、良い雰囲気です。
単に古いだけのものなのか、詳細はわかりかねますがそんなハードケースが付属。その他付属品はございません。

商品ランク	B
主な仕様	Body : Mahogany Neck : Mahogany Fingerboard : Rosewood/ 22frets Nut Width : 39mm Pickups : Seymour Duncan SH-1n '59 & SH-4 JB Control : Volumes(w/Smooth Taper), Tones(Human Gear Orange Drop) & 3way Toggle SW Serial Number : 544793
付属品	ハードケース、弊社品質保証(購入日より60日間)
発送サイズ	ヤマト宅急便(180サイズ)関西より発送 日にち指定可能、時間指定可能

コンディション
ペグ	・問題なし(基準内)
ナット	・交換されている(問題なし)
フレット	残り：7分 ・偏摩耗あり
ネック	・ほぼ真っ直ぐ(基準内)　　　・1弦側ペグ穴から木部割れ
トラスロッド	・締め切ってはいないが、調整幅少なし
指板	・キズ、凹みあり
ピックアップ	・交換されている(備考参照)
コントロールポット	・取り外し洗浄、再ハンダ済み(問題なし)
スイッチ	・問題なし
ブリッジ、サドル	・問題なし(調整済み)　　　・サビ、クスミ
塗装、傷など	・小キズ、打痕　　　・日焼け　　・塗装弱り/割れ
総合評価	・B.使用感がありますが通常使用する用途において問題のない商品
備考 (交換部品など)	弦高：12フレット 1弦/1.5mm 6弦/2.0mm 総重量：3.5kg ※クリーニングの際に蜜蝋ワックスを用いておりますので上からそのままオレンジオイルなどを重ねると弾きます。出荷時に除去も可能ですので、ご自身のケアの方法にあわせてお申し付けください。