
SACD2枚組「ムラヴィンスキー・イン・モスクワ」。
状態は良好だと思います。
緩衝材で梱包します。
クリックポストの送料をご負担ください。配達記録つきます。
他にも出品していますので、よろしければご覧になってください。
【大容量フォーマットの恩恵】
今回のSACD化にあたっては、SACDの利点である大容量をフルに活かした結果、CDでは7枚組だったセットが2枚になるという嬉しい結果が出ており、ディスク入れ替えの手間が減っています。
【恵まれたモスクワ】
旧ソ連では、首都モスクワと他の都市では録音機器など設備面で大きな差が付けられており、早くからステレオ化されていたモスクワに対して、たとえばレニングラードは1970年代になるまでまともなステレオでの録音ができないというような状態でした。
そうした事情をもろに象徴するのがこれらモスクワ録音の数々で、首都への遠征ということで気合いも十分な名演が、当時ソ連の最高の技術で録音されているのが何よりの朗報。西側でも1965年頃のライヴ録音でこれだけのクオリティのものはほとんど無いことを考えると、このコンビ本来の鍛え抜かれた対向配置サウンドが、こうした良質なステレオ録音で残されたのはほとんど奇跡的な出来事ではないかとさえ思えてきます。
【入念なリマスター】
そうした幸運な背景を持つこれらの録音ですが、さすがに経年変化は勝てず、マスターにも多少の劣化がみられるようになったということで、スクリベンダム・レーベルではアビーロードスタジオでのリマスターを実施、エンジニアのイアン・ジョーンズによる丁寧なリマスターを経て、歴史的な名演が鮮烈なサウンドで蘇ることになっていました。今回のSACD化に際しては、そのリマスター音源を使用しているということです。(HMV)
Disc1
● グリンカ:『ルスランとリュドミュラ』序曲
● ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
● リャードフ:バーバ・ヤガー
● ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
● グラズノフ:『ライモンダ』第三幕への前奏曲
● ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け(別テイク)
● リャードフ:バーバ・ヤガー(別テイク)
● ワーグナー:『ローエングリン』より第三幕への前奏曲
● ワーグナー:『ワルキューレ』よりワルキューレの騎行
● モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
● モーツァルト:交響曲第39番
● シベリウス:トゥオネラの白鳥
● シベリウス:交響曲第7番
● ワーグナー:『ローエングリン』より第三幕への前奏曲(別テイク)
● ワーグナー:『ワルキューレ』よりワルキューレの騎行(別テイク)
● ヒンデミット:交響曲『世界の調和』
● ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ミューズを司るアポロ』
● ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
● バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
● オネゲル:交響曲第3番『典礼風』
Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第4番
● ベートーヴェン:交響曲第5番
● ワーグナー:『神々のたそがれ』~「ジークフリートのラインへの旅」
● ワーグナー:『タンホイザー』~「ヴェヌスベルクの音楽」
● ブラームス:交響曲第3番
● ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
● チャイコフスキー:幻想序曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』
● チャイコフスキー:交響曲第5番
● ワーグナー:『神々のたそがれ』~「ジークフリートの葬送行進曲」
● ワーグナー:『ワルキューレ』~「ワルキューレの騎行」